
ドリームキラーという言葉、聞いたことありますか?

えっ?
ドリームキラー??
知りません?

ドリームキラーっていきなりなんやねん?
って感じやね。
夢を壊す人のお話をしよう~!!

何かよくわからないですけど、よろしくお願いします!!
ドリームキラーってなに?
ドリームキラーとは文字通り、「あなたの夢を壊す人」のことです。
あなたが、自分の夢を語った時に、それを聞いている相手があなたの夢を壊すような否定的な言葉を言ったり、
心配しているような、善意の言葉であなたの夢を壊そうとしてくる人のことです。
これは、すでにご存じの方も多いと思いますが、認知科学者の苫米地英人博士が提唱されている、自分の夢を壊さないための対処法としてドリームキラーに惑わされないための方法論の一つです。
例えば、「俺、メジャーな歌手になる」と本気で夢を語っても、
「プロの歌手ってなかなか食べていけないよ。食っていけるのはほんの一握りだし、俺の友達なんか、結婚もせずに、いまだにアルバイトしてるし、未だ芽が出ないよ。
お前は、頭がいいんだから、普通の会社に勤めた方がきっとうまくいくよ。」
といった、一見心配そうに善意の言葉をもって相手を諭していながら、実は相手の夢を壊している人がいます。
自分の中での決意表明を相手に話したつもりが、心配しているように見せかけて、夢を壊すような言葉を投げかけてきます。
このような人たちのことをドリームキラーと呼びます。

人それぞれの気持ち良い領域と、不安を感じる領域とは?
人がそれぞれ気持ちいいと感じる領域が違うことで、ドリームキラーが生まれます。
これは、コンフォートゾーンという心の中の領域にかかわる話です。
逆に、気持ちいいと感じる場所から飛び出した心の領域のことを、ストレッチゾーンと呼びます。
コンフォートゾーン、ストレッチゾーンについて、サラッと話してみたいと思います。
コンフォートゾーンとは?
ストレッチゾーンとは、コンフォートゾーンから一歩飛び出した心の状態の事です。
コンフォートゾーンで感じている、安心感や居心地の良さから、緊張しストレスや不安感を感じる状態飛び出す事をストレッチゾーンと呼びます。
例えば、会社で新し部署に異動したり、転勤で行ったことのない場所へ配属されると感じる不安感や、僕のようにライブなどで新しい企画に挑戦する時に感じる、ちょっと不安に感じる心の領域のことです。
この心の領域を克服することで、自分が一歩成長できることが期待できます。
ドリームキラーには二つのパターンがある
さて、話をドリームキラーに戻します。
ドリームキラーには、二つのパターンがあるとされています。
一つ目は善意(無意識的)、もう一つは悪意(作為的)なものです。
一つずつ説明します。
善意のドリームキラー
厄介なタイプです。
善意の気持ちをもって「それは無理だよ。」と言ってくる人です。
これは、言ってる本人も本当に心配している場合が多いと思います。
例えば、「俺、今の会社辞めて、独立しようと思うんだ。」と友人に話したとします。
友人は、「そうか!きっとお前なら大丈夫! 応援してるよ!!」といってくれればいいんですが、
「そうか・・・、気持ちはわかるけど、今は不景気だし、今は独立するのは危ないんじゃない?」
と、自分のことを心配してくれて言ってくれた言葉で、自分の夢が壊された気分になる事が、
善意のドリームキラーです。
このタイプは、親が子供に向けて放たれる事がよくあります。
前述したような、「俺、歌手になる!」と本気で親に夢を語っても、
「プロの歌手って、ほんとに食っていけるのは一握りだし、殆どは挫折してるよ。
若いうちはいいけど、後で潰しがきかないし、おまえは勉強できるんだから、ちゃんと就職して趣味でやればいいよ。」
って、親としてのあなたへの期待や評価、そして判断も含まれています。
善意のドリームキラーの言葉には愛情も含まれているので厄介です。
ドリームキラーになりやすいのは、家族、同僚、上司などがあげられます。
悪意のドリームキラー
悪意のドリームキラーは、相手の夢を壊したい感情が働いています。
彼らには、「嫉妬」や「妬み」が入り混じっているので、話しているうちに何となく感じることができるかもしれません。
なぜ、そんな気持ちになるのか?
それは、今まで同等のレベルでいた関係から、相手が努力し、成果を手にしていく姿を見て、自分が置いて行かれるような気持になるため、相手を引き留めておきたい気持ちが働いているからです。
ドリームキラーになる心理
人にはコンフォートゾーンというものがあります。
先ほど話しましたね。
居心地よく、安心感があると感じる心、コンフォートゾーンの領域が崩されると、人は不安を感じます。
なので、この状態を維持しようとドリームキラーが発動するっていうことになります。
善意のドリームキラーの場合は、あなたのことが心配で、あなたに変わって欲しくない。それはたとえプラスの変化でもあったとしても、例えば親の気持ちとして、子供のころのままでいて欲しい。。。といった感覚で、無意識的に嫌なんでね。
悪意のドリームキラーは、あなたに嫉妬を感じている。あなたに置いて行かれたくないので、うまく行ってほしくない。
どちらにしても、あなたの変化がドリームキラーのコンフォートゾーンを崩してしまうので、それが善意であっても悪意であっても、結果的にあなたの夢を壊そうとします。
悪意のあるドリームキラーは、その関係を断ってしまう事や距離を取ることは比較的簡単だと思いますが、善意のドリームキラーは難しいと思ます。
自分自身がドリームキラーになってる?
ところであなた自身がドリームキラーになっていませんか?
その可能性は十分にあります。
これは、自分以外の他人に対してドリームキラーになっているということではなく、
あなた自身の夢に対して、あなたがドリームキラーになってしまっている可能性があるってことです。
例えば、想像のなかで「自分は歌手になる!」と宣言していたのにも関わらず、「いや・・・、ルックス的に歌手に向いてないな。。。」とか「食っていけないよ、きっと。。。」と心の中でつぶやき、「やっぱり諦めよう!」と自分に言い聞かせてるようなことありませんか?
それが、親であったり、親友であったも、または悪意の第三者であったとしても、その言葉が心に引っかかってしまう事と、今の現状を変えたくないという潜在意識が働いて、自分のコンフォートゾーンに留まろうとしてしまって自分自身で自分の夢を壊しているんです。
どうすればドリームキラーに襲われない?
じゃ、いったいどうすればドリームキラーに襲われないのでしょうか。
苫米地博士は、こう言っています。
「自分の夢を人に語らない事」

自分のゴールを人に語らないという事です。
また、〇〇大学合格!!って机の前に張り紙などすることは、家族のだれもが目にすることになり目標達成には好ましくなく、「やらなければならない」=「HAVE TO」の感情に囚われてしまい、無意識の世界でドリームキラーを生みやすくなります。
「やらなければならない」という気持ちになることを避け、ドリームキラーを自分の中でつくらないために、自分の夢は人には話さないほうがいいということになります。
よく会話の中で、「夢は何?」って聞かれますが、むやみに話す必要はなく、大切な夢だからこそ、自分の心の中で育てていくことが大切のようです。
ドリームキラーと敵対する必要はない
どんな形のドリームキラーであれ、敵対する必要はありません。
善意で言ってくれている相手に、こちらから攻撃を加える必要は全くないですね。
さらに、悪意をもってあなたを引きずり降ろそうとしているドリームキラーにも敵対することはせず、
ただ彼らの話を聞き流すだけでいいのです。
僕はドリームキラーになりそうな人と話す時には、一応話を聞いてあげて最後にありがとう伝えています。
で、心中で下を出しています(笑)
ドリームキラーと付き合っていくには

まずは自分のゴールを決めます。
あなた自身の本当に叶えたい夢を設定します。
その夢は、あなた自身から見ても途方もなくデカい夢がいいと苫米地博士は言っています。
これくらいなら自分でも叶えられそう・・・
といった夢ではなく、ちょっと叶えられそうにないくらいの夢を設定してください。
そして、その途方もない夢に向かって、どう進めばわからないままでも、とにかく進んで行くことで、その夢にあった行動をとるようになっていきます。
いつしか、その状態が、あなたにとって新しいコンフォートゾーンとなり、大きな夢に向かう事が心地よく感じるようになっていきます。
すると、今までのコンフォートゾーンでは気持ち悪く、あらたなコンフォートゾーンでないとだめになってくるので、自分の夢に自然と近づいていきます。
自己評価を高める

ドリームキラーの言葉は、じつは心の中で自分が欲している言葉の場合もあります。
自分の目標や夢というのは、それを語っている段階ではまだ実現していませんよね。
ということは自分もまだその夢を達成する自身がなく、不安に思っている場合が多いです。
そこにドリームキラーの付け入るスキがあります。
なので、「自分の夢を語ってはいけない」ということになるんだと僕は思っています。
それと同時に、自分の自己評価を高めていくこと、
苫米地博士はエフィカシーを高めると言っていますが、
自己評価=エフィカシーを高めることで、ドリームキラーの言葉も気にならなくなると言われています。
他人の評価に振り回せる人生を送ってきた人も、この自己評価を高めることで、他人の言葉より、自分の内なる声に耳を傾けられ、それを信じることができるようになります。
まとめ
苫米地博士のコーチングの理論を勉強していくにつれて、自分の自己評価の低さやコンフォートゾーンの外に出ていき、広げていくちょっとして勇気を与えてもらいました。
僕は今自分のゴールに向かって頑張っていますが、あなたはどうですか?
このブログを読んでいただけたのもご縁だと思います。
一緒に自分を高めていきましょう!!
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