ロシアでの燃料油流失事故が発生
先日、ロシアの北極圏にあるノリリスク(Norilsk)という都市で、燃料油が流失し、近隣の河川を広範囲に汚染してしまった事件がありました。
ロシア、プーチン大統領は非常事態を宣言する一方、発電所の運営会社を厳しく叱責したそうです。

プーチン大統領の叱責って・・・・コワッ!!
さて、その原因なのですが、どうも北極圏にある永久凍土が溶けたのがどうも原因らしいです。
ちなみに、ノリリスクという町は、閉鎖都市と呼ばれていて、1900年代半ばに旧ソ連によって作られた町と言われ、主な産業はニッケル・パラジウムの生産において世界最大手でレアメタル金属最大手ノリリスク・ニッケルという会社があります。
閉鎖都市とは、旅行や居住が制限されている都市。
ここノリリスクは2001年に閉鎖都市に指定され、外国人はおろか、ロシア人でさえ自由に出入りできないそうです。
永久凍土とは

「永久凍土」って聞いたことがあるでしょうか。
僕は、何となくニュースで聞いたような感じでしたが詳しくは知りませんでした。
簡単に調べてみると、永久凍土とは、「2年間以上にわたって温度0℃以下の土壌や地盤」のことだそうです。
主な永久凍土は、米アラスカ、カナダ、欧州北部、ロシアをまたぐ北極圏と北方林地帯に広がっていて、北半球ほどの規模ではないが、南半球でも南米アンデス山脈と南極大陸に存在し、日本でも永久凍土はあり、北海道の大雪山、富士山、富山県の立山だけで確認されています。
「永久凍土」って聞くと、氷で覆われた大地みたいなものを想像しますが、実は表面には森や草原になっているところもあるらしく、
その大地の地下に「永久凍土」が眠っているところもあるらしいですね。
地球温暖化で溶け始めている「永久凍土」は地球の時限爆弾
今回のロシアの燃料油流出の原因として考えられているのも「永久凍土」の溶解が原因と言われています。
この「永久凍土」が溶けだすことを「地球の時限爆弾」と言われています。
地球の時限爆弾
「地球の時限爆弾」って何なん?
怖そうな言葉ですよね。。。。
永久凍土は数十億トンに上る温室効果ガスを内包しているが、溶解によりそれらが大気中に放出されるだけではなく、長年氷に閉じ込められてきた病原菌なども解き放たれる恐れがあるとして、科学者らは警告している。
AFP
凍土に閉じ込められていた病原菌とかが氷が溶け出すことで、4万年前の線虫もよみがえったり、永久凍土に埋もれていたコケ植物を再生させることに成功したって報告がありました。
牙ハンター 年収2700万!!
永久凍土が溶け出したことで、氷に閉じ込められていたのは何も細菌や苔だけではありません。
シベリア北部に生息していたマンモスは、およそ1万年前にほぼ絶滅したと言われていますが、ここ数年の凍土溶解でマンモスの牙が飛び出してきて、
それを見つけた人たちが掘り出し、高値で売買する「牙ハンター」って職業があるくらいになっています。
そんな彼らの年収は2700万円!!
マンモスを掘り出して売っていいなんて知りませんでしたが、
かつて金を求めて掘り出す男たちのように、一攫千金を夢見る牙ハンターがツルハシ一本かついでやってくる。
なんかカッコいいです(笑)
しかし、売れるほどマンモスが出てきているんですね。
まとめ

今回のロシア、ノリリスクでの燃料油の流失事故も大変大きな問題ですが、
流失の原因が地球温暖化で氷が溶けだした事だってなると、
マンモスや恐竜などが出土されることはとても夢がありますが
「永久凍土の溶解」によって、閉じ込められていた未知なる病原菌が吹き出し、
あらたなウイルスが世界中で猛威を振るいだすってことにならないかと考えてしまったりします。
コロナ以前なら、そんなこと起こらないと思っていた事でも、
今は、今回のコロナよりさらにひどい病原菌が復活したりしないか心配になりますね。
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